令和4年診療報酬改定の入院前患者の服薬状況等に係る情報提供書についての情報が公開されました。
服用情報等提供料3の算定に関わる情報提供書のフォーマットがあります。
こちらが該当のPDFです
入院前患者の服薬状況等に係る情報提供書の宛先はどこにするのか
入院先保険医療機関が宛先となっていますが、基本的には病院の薬剤部で良いでしょう。
また、病院薬剤部の担当者が記載できますので再入院の場合は以前、退院処方の対応薬剤師を記載すると良いでしょう。
入院予定日と服用薬についての情報が記載できる様式です。
何を報告するのか
薬局が把握しているほかの医療機関からの処方薬の一覧情報と用法用量に加えて、服用開始時期、一包化や粉砕などの処方状態、入院時に持参する予定日数を情報提供します。
宛先が病院の薬剤部となっており、薬薬連携を推進する様式となっています。病院薬剤部が入院時にお薬手帳を調べ、実際に服用している持参薬の一包化をばらして現在の服用内容と合っているか調べる手間などが情報共有によって省力化できる見込みです。
手術入院の場合に特に注意が必要な情報
入院前中止薬についての記載箇所がありますので、抗凝固薬を服用している場合は必ず注意を促しましょう。
術前休薬が守られているか配慮することにより、リスクが減る内容となっています。
そのほか退院時の処方の際にお願いしたいことという欄が設けられています。
具体例として、インスリンの針も処方お願いします等の記載に利用し無駄な疑義照会を減らす情報連携に利用しましょう。