医師は往診に行き、薬剤師も訪問医療の場で活躍する場面が当たり前となっています。
そのため、現在はパソコンの持ち出しが必要になってきます。
クラウド型システムを持ち出しPCで利用できる状態にすることで、記録をするためだけに戻る必要がなくなりいわゆる直帰がしやすくなります。
しかし、システムメーカーからリースされるパソコンは持ち出しに適さないものが多く、仕方なく紙を印刷して持ち歩いているのではないでしょうか。
医師も薬剤師も往診の場面で必要な荷物は意外と多く、持ち出す端末はコンパクトで利便性が高い必要があります。
そこで私はLIFEBOOKーUHシリーズを強くオススメします。
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目次
訪問医療にオススメポイント1:とにかく軽くて小さい
同画面サイズの中では世界最軽量の689gのモデルを筆頭に、他の軽量モデルも758g、軽量5G対応モデル928gと軽量です。
訪問医療の場はそもそも多くの荷物を持っていく必要があります。
回収する患者の残薬も大人数となると大量のため、荷物は極力少ない方が良いです。
画面は14.0インチだと書類のようにビジネスバッグに納まります。
世間一般ではMacbook Proが人気ですが、訪問医療の場でMac bookを使用しているとなんだかイヤミにみられます。
「あそこは儲かっているのではないか。」まだ看護師や仲間内でネタとして話している分には良いですが、患者家族には不快感を与える場合があります。
利用しているシステムがそもそもMAC対応ではない場合もあります。
訪問医療にオススメポイント2:荷物が減らせるほど拡張性のある端子類
端子が備えられているので、コネクタ類を持ち歩く必要がありません。
最近のノートPCはコネクタ類で拡張する前提でUSB端子が少ないものが増えています。
タイプCが二つ、タイプAが二つずつあり、HDMIもついているのでMRのように社内研修の場面で画面を映してプレゼンもできます。
ちょっと多過ぎるように感じるかもしれませんが、1カ所ダメになってもまだあるというのは安心感にもつながります。
訪問医療にオススメポイント3:電源ボタンに指紋認証がありセキュリティ要件に対応
LIFEBOOKーUHシリーズには電源ボタンに指紋認証の機能があります。
そのため、万が一盗難に遭った場合、薬歴のアクセスを遮断するためのVPNや証明書失効作業の時間稼ぎができます。
顔認証対応のプライバシーシャッター付きウェブカメラはカスタマイズ注文でつけることができます。
情報セキュリティについての記事は「知らないと危険!医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第6.0版がわからない医療系管理者へ」をご覧ください。
訪問医療にオススメポイント4:バッテリーは通常勤務の8時間は十分持つ
明るさを絞った状態でWi-Fiを拾っての通常の使用で8時間は持ちます。
※もともとまぶしさが苦手で節電もかねてディスプレイの明るさは15にしています。
タイプCのUSBポートで給電できるので、充電には困りません。
車のUSBポートからタイプCのケーブルを伸ばせば移動中に充電ができます。
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10万円以下の価格の中古品で妥協するのもあり
パソコンの購入には中古ショップを利用するのも手です。
というのも、日本の税制上10万円を超えるパソコンは什器備品における減価償却の管理対象となってしまうため、型落ちを狙うことで業務上十分な性能なパソコンを10万円以下で手に入れることができます。
中古品といっても、基本的にショップにて点検整備された個体が販売されています。
端末の状態はものにより様々ですが、バッテリーの状態を気にして端末を選ぶのがポイントです。
クラウド型システムであれば、メモリ8GのSSDモデルであれば動作に問題はないかと思われます。
気になる場合はシステムベンダーのサポートにご確認ください。
気になるデメリットは利点と表裏一体
軽いがゆえによく手に持って持ち運ぶため、必然的に落とすリスクが高くなります。
公式情報では76センチから落下試験をしてクリアしているそうです。
だいたい女性の腰の高さであれば助かることがある程度の認識になるのではないでしょうか。
軽くて摩擦が少ない場所では本体が動いてしまうため、持ち運ばないタイピング端末としての入力に気を遣うことがあります。
耐久性は金属の堅さで耐えている感じがあります。
ねじり方向の力を加えたら変形しそうですが怖くてできません。
端子が多いので水の浸入経路も多そうです。
ボディ寸法がギリギリのため、購入してしばらくUSB-Bの抜き差しが固く力がいります。
現在はクラウドでの保存が一般的となりUSBを挿す機会は減りましたが、頻繁に利用する場合は気になりそうです。
画面は13.3インチだと小さいです。老眼の私はブラウザの表示倍率をあげてしまう時があります。
まとめ
MACのようにファンが居て全てを肯定して受け入れられるような製品と異なり、良さがわかる人にはわかる富士通のマイナーなモデルかもしれません。
しかし、そのマイナーな製品の口コミはほぼ4か5で占められています。
日本人は最高評価をつけにくいのですが、この製品を選んだ購入者の満足感がいかに高いかを表しています。
上記であげたデメリットは他のPCでも当然ありますので、気にならない方はうまく付き合っていける相棒になるのではないでしょうか。