令和4年診療報酬改定において、地域包括ケアの対象疾患が見直されます。
地域包括診療等の対象疾患に「慢性心不全」と「慢性腎臓病」が追加されます。これにより対象疾患は以下となります。
- 脂質異常症
- 高血圧症
- 糖尿病
- 慢性心不全
- 慢性腎臓病(慢性維持透析していないもの)
- 認知症
それに伴い、「患者に対する生活面の指導については必要に応じ医師の指示を受けた看護師や管理栄養士、薬剤師が行っても差し支えないこととする」とされました。
慢性心不全と慢性腎臓病患者に対しての生活指導となると、食事や水分や運動制限を理解した服薬指導が必要となります。
また、医科側の施設基準にも変更があり、「健康相談及び予防接種に係る相談を実施している旨を掲示」感染症の拡大を加味した内容となりました。薬局もそれに合わせて予防接種の相談にも対応した上で掲示物を予防接種の相談を実施してている内容が加えられたものに更新する必要性がでてくるでしょう。